高齢者のための現場で何が求められるか
マイペンライヨガ体操に興味を持ったのはもう1年以上前。
元気な母がこれからもますます元気でいてくれたらいいと思いつつ、日々に追われてなかなか受講できずにいました。
ところが、昨年、母が転んで大腿骨骨折、人口骨挿入手術、リハビリと、まさかの出来事。
最近つかれている様子の母を気にしながら、セラピストがそばにいながら何も予防ができなかったこと、確実に人は老いるのだ対策は誰にも必要なのだと大きなショックを感じながら実感しました。
退院して在宅の母を一人にする不安の中の受講でしたが、実際に受けている間、浮かぶのは一緒にこれからも健康で楽しく暮らしていこうねという明るい希望。[br]
そして、タイ古式マッサージのセラピストがこれから何ができるだろうという模索でした。
1日目。
講師のミユキさんから、高齢者のための現場で何が求められるか、何を注意しなければならないか、豊富な体験から実際のお話をたくさん聞き、地元に帰ってから何ができるかを考えさせられました。
それからマイペンライヨガ体操をまずは受けてみてください、と始まった体操体験をさせていただきました。
・・・ とても優しくて穏やかな体操で、なのに結構いい運動になるな。
まずそう感じました。
高齢者でなくても、受けて手ごたえのあるもので、対象者はひろいでしょう。
でも、様ざまな状態の方が集まった場合、どのように対応していけばいいか。
さあ、ここからが大変。交代しながら実際に誘導するレッスンが始まり、自分の番になるともう頭は真っ白になりそう。どうしよう。
一つ一つ、ミユキさんに指摘を受けながら、試行錯誤の繰り返しでした。
2日目。
高齢者への指導に必要な体の理解。
座学です。はい、こんなに集中して先生の講義とテキストに取り組んだのは初めてではないか!というくらい頑張りました。
というより、興味のある話ばかりで、それだけ集中できたんです。
本来なら何年もかけて医療従事者が学ぶこと。現在、先生が高校生?に半年で教えてらっしゃるそうなんですが、その内容を、ギュギュっと教えていただきました。
今まで何となくわかってるような知らないような感じだった自分の状態を知り、学ばせていただいた貴重な時間でした。
最後の実技とペーバーのテストは緊張しました。
講師が高齢者役になって、わざと難しい発言をされました。
これから大勢の方の前に立つとき、それこそ気づかなければいけないことでした。
繰り返し練習する大事さ。経験の足りなさを強く感じました。
これから少しずつ積み重ねていきたいと思います。
3回のレポート提出のために受けてくださった方々に感謝しています。
みなさん、ありがとうございました。