医療人類学研究

大人の学び場: 「ケア」する仕事の医療人類学(オンライン勉強会)

2023年のテーマは≪フレームを問い直す≫参加者募集!

第1回目のオンライン勉強会を限定公開しています!(2023年4月30日迄)

※2022年はプレ開催として「タイ伝統医療をめぐるケア」について理解を深めること試みています。(見逃し配信中。ご希望の場合はメールにてお申込みください。)

●●●2023年のテーマ【フレームを問い直す】●●●

スケジュールは下方に表記しています。

現代2022年度分第6回分の見逃し配信を行っています。

テーマ:「タイ伝統医療をめぐるケア」を理解すること

2022年【タイ伝統医療をめぐるケア】

6回分(2週間視聴可能) 視聴料 4,662円

ご希望の方は①タイトルに「第2022年度分オンライン勉強会視聴希望」、②お名前、②会員NO.(その場で登録OK※無料会員)③配信開始の希望の月日をご記入の上

risho-thai@gmail.com までご連絡お願いします。

この勉強会は、医療人類学という学問を中心とした勉強会です。内容に興味のある方でしたらどなたでも気軽に参加いただけます。
教養のある大人になるためにもう一度学び直したい、学術的な知識に触れたい。
そういった気持ちが高まる大人が年々増えているといいます。
わたしもそのうちのひとりです。
たとえば、大学に通い直すことは色々な事情で難しいけど、今はそこまで本格的でなくても・・・でも学び直したい、といった方が、参加しやすいようなオンライン勉強会を企画します。
この勉強会は「ケア」をキーワードに進めていきます。
今、「ケア」という言葉は世の中に溢れています。
健康や美容であつかわれる手ごろな「ケア」、医療や福祉であつかわれる専門的な「ケア」、あるいは環境問題など政治・経済のあいだであつかわれる国家規模の「ケア」・・・一口にケアといっても、その概念はいろいろな意味合いで使われています。
生きていくなかで、誰しもケアを必要とするとき、あるいは誰かからケアを必要とされるときがあるものです。ケアについて考えてみることは、誰にとっても役立つ学びになるのではないでしょうか。
将来的には勉強会として成長して、第一線で活躍する先生方をゲストに迎えましょう。
まずはユルユルと、皆さまと大人の学び場をつくっていければうれしく思います。

世話役 石田ミユキ・生田和代余

医療人類学とは

辞書的に定義すれば、医療人類学とは、人間の諸活動における医療を文化人類学的な立場から研究調査する学問的実践のことである[池田 2001:10]。

医療人類学は、1960年代終わりにアメリカの文化人類学者と医学研究者たちによって確立され、古典的には4つの分野-自然人類学、民族医学、文化とパーソナリティ研究、国際公衆衛生-を持ちます[Foster and Anderson 1878:4-8]。

現在ではより広い領域を包括しており、「医療に関わる現象の文化的側面を説明する」性格と、医学・看護学系の「学術的発展を促すことで、よりよい医療やケアの提供をダイレクトに目指す」、という双方の側面があります[澤野 2018:3-4]。

簡単にいうと、
「他者理解のためのたくさんの知恵や経験をもつ文化人類学から医療をめぐる物事を考えることで、よりよい医療やケアのあり方を発見する」
ということが医療人類学という学問のもつ性格といえます。

いのちの捉え方や身体の使い方には、世界共通の「当たり前」というものはありません。

どんなことを「病気」とみなすのか、ということもしかりです。

「当たり前」を見直すこと。

「自分の物差し」がどのようにして形成されているのか、ということを立ち止まって考えること。

そのとき、はじめて開かれたケアのあり方が想像できるのではないでしょうか。

医療人類学とは、そういったことを学ぶ学問です。

文化人類学は、セラピストの皆さまだと小倉ヒラク著『発酵文化人類学』角川文庫(2017)などが、親しみのある書籍かもしれません。

レヴィストロースも有名な人類学者です。『野生の思考』は伝統医療のことがよく描かれています。

勉強会詳細

2023年のテーマは≪フレームを問い直す≫参加者募集!

※2022年はプレ開催として「タイ伝統医療をめぐるケア」について理解を深めること試みています。(見逃し配信中。ご希望の場合はメールにてお申込みください。)

2023年テーマ:フレームを問い直す

 

この勉強会は、<医療人類学>という学問から「ケア」する仕事について大人が学び合う場です。
2022年からスタートした、【ケアする仕事の医療人類学】オンライン勉強会。
本勉強会は動画視聴やオンラインで気軽に参加いただけます。
2023年度の参加者を募集します。
今年のテーマは
■フレームを問い直す■
一見「いいコト」に思えることも、実は大切な「肌感覚」を「マヒさせるもの」かも知れません。
世の中で「当たり前」にされている事柄を「フレーム」と考えてみます。
そういった「当たり前のこと」だと思い込んでいる世界観を一旦わきにおいてみる。
そうすると、色んなことが見えてきます。
合わない相手のことがするっと理解できてしまったり、苦手な人間関係が楽しいものになったり。。。
「違った角度でものをみる」
という物差しは、マッサージの技術や解剖学の学びでは得られない助けになって、セラピーの仕事に限らず、仕事のどんな悩みも、案外軽くしてくれるかも知れません。
毎月の内容は随時UPしますが、タイで解禁になった注目の「大麻」(医療大麻や法改正の動向)や「日本食の歴史」なども取りあげる予定です。
2022年に参加下さった皆様からたくさんの感想を頂きました。一番多かったのは、
「この勉強会に出て思ってもみなかった視点に触れた」
というものです。
この勉強会のメンバーはセラピストだけではありません。赤ちゃんを育てるお母さん、お母さんの介護をしている娘さん、看護師さん、介護士さん、保育士さん、などなど。。。「ケアする仕事」をめぐってさまざまな立場の方がいらっしゃいます。
この勉強会は地域コミュニティとはまた一味違った場づくりも目指しています。ひとまず、「離れたところにも気軽に話せる知り合いができる」ことを目標に、近い将来遊びのイベントなども思案中です。
よかったら、一緒に楽しい場をつくっていきましょう。
世話役:石田ミユキ 生田和余
■2023年勉強会のスケジュール■
4月~9月  オンライン講座(+動画視聴) 月1回(全6回 ※1回75分程度)
10月     個別面談(希望者のみ)
11月~12月 オフ会
参加費(年間分):6,600円
■2022年参加者の声(抜粋)
「思ったものと違っていたけれども、思い返すと自分の悩みのヒントになる」、
「学ぶ(知る)と、セラピー中の視点が変わる」
「新たな物さしができる」
■医療人類学
簡単にいうと
病気を病理学的な概念(disease)だけでなく文化的な概念(illness)として理解する物差しを与えてくれる学問。
そこには、「客観的にモノごとを観る」という前提があります。

内容に興味のある方でしたらどなたでも気軽に参加いただけます。

色々な環境にある方と、身近にあるケアについて一緒に考えて頂けるとうれしく思います。

参加方法

参加条件:

臨タイ会員であること。

※入会手続き(登録無料)はコチラです。

※内容に興味のある方でしたらどなたでも気軽に参加いただけます(一般の方はC会員でご登録ください)。

②勉強会申込先URLはコチラ

世話役紹介

只今勉強会を一緒に盛り上げてくれる世話役も募集しています!

石田ミユキ

一般社団法人臨床タイ医学研究会の代表理事。

国立東京工業大学修士課程修了。現在同大学博士後期課程在籍中。

コロナ後遺症をめぐる医療人類学的研究を行っています。(詳細は「研究活動」ページへ)

 

講師実績1:

ファシリテーターとアカデミック・ライティングのGSA(東京工業大学の認定証)の保有者として、池上彰教授をはじめ数々の著名な教授について授業アシスタントの実績を積んでいます。ほか、他大学では非常勤講師として授業を担当しています。


講師実績2:

タイ伝統医療の実践では、ITM(International Training Massage School)の上級講師として、初級から上級(レベルⅠ-Ⅳ)を日本国内で指導しています。そのほか

S-VYASA Deemd University(インド中央政府登録のヨーガの単科大学)を卒業しヨーガ療法士の資格も取得した上で、ルーシーダットン指導者の養成もおこなっています。臨タイの受け持ち講座では、90%の方に「非常に満足」を頂いています。

詳しくはコチラ

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050-1411-6356 ※木曜日10:00 – 17:00 のみ対応
rinshothai@gmail.com ※木・土日対応

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